日本の長寿食を紹介します。

日本の長寿食

あしたば

東京都神津島ほか、伊豆七島から

東の「健康寿命が長い島」と呼ぼれる東京都神津島で、日常的に食卓に登場するのが「あしたば」です。
「あしたば」の名前の由来は、明日になればまた新芽が出てくると言われるほど、活力に満ちた食物です。
自生するセリ科の食物で、天ぷら、シーチキンとあえたもの、炒め物、伊勢海老の汁物など、
様々な料理に使われています。

約20種類のビタミンとミネラルが含まれているほか、食物繊維もたっぷりです。
抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種のカルコンやクマリンなどの珍しい成分も含みます。

ビタミンAやβカロテンなど、現代人に不足しがちな栄養素が豊富なところがありがたいです。
抗酸化作用が強く、血糖値や血圧を下げる効果や肌荒れの改善も期待できます。
高価な化粧品よりも自然で体にやさしいですね。
しかし、残念なことに、本州では「あしたば」をみかけることは少ないです。
もし、お店で売られていることがあれば、一度、口にしてみて下さい。