慢性疼痛のコントロールで機能回復へ。
組織の血流改善や、脊髄・脳レベルでの鎮痛作用が期待できます。

適応疾患

以下疾患に有効であると、1998年に米国国立衛生研究所(NIH) に承認されています。
坐骨神経痛、頸部・腰部の脊柱菅狭窄症、
アロディニア症状、手足のしびれ、
肩こり、五十肩、腰痛、三叉神経痛
疼痛緩和(痛み止め等の薬で改善しない難治性の疼痛)
冷え症、コンディショニング、疲労回復、虚弱体質、不妊等の体質改善

鍼とは

細い針を身体に刺すことで自己治癒力や自己免疫力の向上を実現する、日本の伝統療法です。

鍼治療の歴史は古く、『黄帝内経霊枢』という医学知識をまとめた中国の古い書物に鍼治療の事が残されています。中国では、主に皇帝や皇族の治療に用いられていました。アジア圏はもちろんのことヨーロッパ圏でも、鍼治療は昔からある伝統的な治療方法として現代に至るまで伝承されてきました。日本では、江戸時代に杉山和一によって広く普及されました。徳川家康公や岩崎弥太郎も鍼治療を好んで受けていました。

現在では、医学では解明できない難治性の病気や薬の副作用または、薬では効果がなかった難治性の病気に対して、西洋医学と東洋医学を併用して行う統合医療が見直されています。

当院で使用する鍼の種類

安全でより効果的な治療を行うために、皮膚や筋肉の厚さや大きさによって太さと長さを使い分けます。
当院で使用する鍼は、全てステンレス製の使い捨て(disposable)です。

セイリン株式会社 MADE IN JAPAN
医療機器認証番号155500BZZ00805000

短い鍼から順に…
赤:(太さ) 0.16mm、(長さ) 40.0mm
黄:(太さ) 0.18mm、(長さ) 50.0mm
青:(太さ) 0.20mm、(長さ) 60.0mm

 

鍼治療特有の「得気(ひびき)」について

稲荷前はりきゅう整体院では、あえて得気を感じるように鍼治療をしています。
それは、得気を感じやすい部位こそ症状が重く、状態が悪いことが多いからです。そして、得気を感じたことで筋肉の過剰な緊張がリセットされ、施術後には体の軽さを実感できることでしょう。

得気とは、鍼が筋肉に入るときに感じる、ズーンと重く体にひびくような感覚のことをいいます。これは鍼特有の感覚です。
当院の得気は更に独特で、鍼を刺した部位とは違う広範囲に刺激がおよぶことがあります。また、自分の意思とは関係なく筋肉が動いたり、力が入ることもあります。

施術を受けたあと、個人差はありますが、まだ患部に鍼が刺さっている感じや重だるさ、違和感が出ることが稀にあります。これは、数時間後または翌日には消えてなくなります。それに伴って症状の方も改善することが期待できます。

得気は鍼特有の感覚ですので、鍼治療を受けたことがない人は感じたことがない感覚です。なかには得気が苦手な人もいます。
稲荷前はりきゅう整体院では、施術中に患者様やお客様の様子を十分に観察し、直接お声をかけて状態を確認します。どうぞ遠慮せずにご相談ください。皆様が安心して治療やエステに専念できる環境・空間を作っていきます。