生活を振り返ってみましょう
パソコン作業が多い人でなりがちな姿勢
スマホ操作が多い人でなりがちな姿勢
下を見ることが多い・悪い姿勢
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頭が前にでる
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ストレートネックになる
↓
頭の重さで肩や首に負担をかける
↓
首こり、肩こりなどの症状が出る
ストレートネックとは
ストレートネックとは、本来30~40度の湾曲があるべき首の骨がまっすぐになってしまっている状態をさします。その結果、頭が前に出てバランスを崩し、肩や首、背中の筋肉で重たい頭を支えなければならず、負担がかかります。
脊柱の正しい姿勢
・頚椎では前彎
・胸椎では後彎
・腰椎では前彎
正常な首の角度
側面からみて30〜40度です。
頭の重さ(大きさの割には重たいのです!)
成人で体重の10%です。
30代の男性
平均身長:171.5cm 平均体重:69.6kg → 頭の重さ:約7kg
30代の女性
平均身長:158.3cm 平均体重:54.0kg → 頭の重さ:約5kg
出典:総務省「国民健康・栄養調査」
ストレートネックの症状
身体的問題
★頭痛
(緊張型頭痛:精神的ストレスや、痛みや眼精疲労による刺激によって引き起こされる筋肉の収縮が原因になります。また、そこで起きた頭痛がストレスや刺激となり、さらに筋肉を収縮させて頭痛をひどくするという悪循環ができてしまいます。)
偏頭痛、群発頭痛ではないものが対象
★首こり・肩こり
首の湾曲がなくなると、頭の重さ(約6kg)を骨格で支えられなくなります。その代償として筋肉で支えようとします。過剰な収縮により首こり・肩こりにつながります。
★いびき
脂肪で気道が圧迫されて起こります。
美容的問題
★たるみ
★しわ
★二重あご
これらは、心臓から脳へつながる血流やリンバの流れが、首や肩の症状で滞ることで表出してきます。
体の内側になにか問題があると、それを知らせるために体は、体の外側に危険信号を送ります。
美容と体の不調は密接なつながりがあります。
美容をケアすることで、内面の問題への改善につながるケースがあります。
さぁ、やってみましょう。ストレートネックのチェック方法
4つ以上当てはまる人は要注意です。
自分がどのタイプか、確認してみましょう。
側面では、耳、肩峰、手、大腿骨、腸骨稜が一直線であることが正しい姿勢です。
正面では、肩と骨盤が平行であることが正しい姿勢です。
首の角度で、首肩の筋肉への負担がこんなにも変わる
電車の中や、家でスマホを見ている姿勢を思い出してください。
45度、60度が当たり前になっている人を多くみられます。
60度で27kgになります。
首・肩の動きに関係している筋肉
★胸鎖乳突筋 ★斜角筋群 ★頭板状筋
★肩甲下筋
★僧帽筋 ★菱形筋 ★肩甲挙筋
★大胸筋
首こり、肩こりで関係してくる筋肉は、首、背中、肩、胸とケアをする必要があります。
ストレートネックと睡眠
首こり、肩こりの人は良質な睡眠がとれていないことがあります。
それは、自律神経のバランスに問題があることがあります。
また、首こり、肩こりがひどい人や猫背の人は、胸郭が狭くなり、呼吸が浅くなりがちです。頭に酸素の供給がうまくいかず、ストレスが上昇します。すると幸せホルモンのセロトニンが低下し不安感で睡眠不足につながることもあります。
首と肩の筋肉は、自律神経と関係している
首こり、肩こりがある人は、自律神経が乱れやすいです。
自律神経のバランス
☆日中は、交感神経が優位になり、夜間は副交感神経が優位になります。一日の中でも常に自律神経は変動しています。
☆鍼灸やインディバの施術中に、患者様の腸の動きが耳で聞き取れることがあります。これは、副交感神経が優位になり、とてもリラックスできることを知る指標の一つとなっています。
まとめ
☆ストレートネックは、骨の問題です。骨の問題は、突然ではなく数年、数十年と体に良くない姿勢を取ることで、徐々に生じていることです。
スマホやパソコンは、便利ですが、それによって起こる病気は、若年性老眼、VDT症候群といった目の病気やストレートネックといった整形外科の病気があります。便利な物をどのように利用するか改めて見直してみましょう。
首、肩まわりの筋肉は、自律神経と深い関係があります。
自律神経のバランスが乱れることで、様々な症状が引き起こされます。
首こり、肩こりを軽症とみるのは危険です。
インディバや鍼灸は、体の調整に効果があります。
日本人は、体をいたわったり、休むことが下手だと言われています。
健康寿命の延伸のためにも、気がついたその時から体のケアを始めてみましょう。
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